瀬ノ元 隆治さん

―― 波場さんは、御花でも古株だとうかがいましたが。
波場 古株、ですね。いつのまにかそうなってしまいました。皿洗いから始まったんですよ。高校を卒業して、一度は別の会社に就職したんですが、ご縁があってこちらで働くことになって、だからもう二十年以上、四半世紀になりますね。最初のころは毎日、1000食分のせいろ蒸しを担当していたんです。
―― 1000食、ですか?
波場 出るんですよ、それくらい。団体でお越しいただくお客様も多くて、夜明けから働き詰めでした。お昼に向けて1000食作って、作ったものをお出しして、召し上がっていただいて、それから今度は容器を洗い続けるわけです。下積みというか修行というかですね、サービスや営業の部署で経験値を重ねて、現在はシニアマネージャーという肩書で、主に数字をつくる仕事に従事させていただいているんですが、じゃあ何をやるかというと、なんでしょうね、なんでもやりますね。宴会場とか、ツアーでお越しになる方々の対応とか、売店のこともありますし。あと、兼務で観光のほうのマネージャーもやっていて、そっちは外と中のつながりを作ってくるのが使命です。既存のお客様もあれば、新規開拓の案件もあって、あと、そうですね、働いているなかで困ったことがあればそこをフォローしていくっていうのもありますね。
―― 盛りだくさんですね。
波場 仕事って、自分で見つけるものだと思っていますから、なにか目に入ったり、心が引きつけられたりしたら、それがもう仕事になります。
―― 100年後の御花はどのようになっていると思われますか?
波場 100年後も、街のシンボルでありたいですね。そのためにも、いまを目一杯がんばっておこうと。大切なのは、御花だけで完結させるんじゃなくて、御花→柳川→福岡→日本→世界というふうに広げて考えていくことですね。
―― 御花だけでなく、柳川全体を盛り上げていく企画も実施されたそうですが。
波場 ああ、はい、さげもんのことかな。あと、旅行代理店との連携で、舟で夜を楽しむ企画なんかもやりましたね。柳川を訪れる方々の美しい思い出になればと。観光でお越しになるお客様にとっては、「一生に一度、この一秒しかない」時間だと思うんですよ。そこをいかに楽しんでいただけるかっていうのは、常に意識しています。
―― なるほど。
波場 だから、自分の仕事は「瞬間のお手伝い」ですね、その積み重ねですから、与えられた仕事をこなしてるだけじゃ、見落としてしまうことが多くなるんじゃないかなと思います。
―― 働いていて、いちばんうれしい瞬間は、どんなときですか?
波場 それはもう「あんたに会えて良かった」って言ってもらえるときですね。
―― 波場さんは、御花でも古株だとうかがいましたが。
波場 古株、ですね。いつのまにかそうなってしまいました。皿洗いから始まったんですよ。高校を卒業して、一度は別の会社に就職したんですが、ご縁があってこちらで働くことになって、だからもう二十年以上、四半世紀になりますね。最初のころは毎日、1000食分のせいろ蒸しを担当していたんです。
―― 1000食、ですか?
波場 出るんですよ、それくらい。団体でお越しいただくお客様も多くて、夜明けから働き詰めでした。お昼に向けて1000食作って、作ったものをお出しして、召し上がっていただいて、それから今度は容器を洗い続けるわけです。下積みというか修行というかですね、サービスや営業の部署で経験値を重ねて、現在はシニアマネージャーという肩書で、主に数字をつくる仕事に従事させていただいているんですが、じゃあ何をやるかというと、なんでしょうね、なんでもやりますね。宴会場とか、ツアーでお越しになる方々の対応とか、売店のこともありますし。あと、兼務で観光のほうのマネージャーもやっていて、そっちは外と中のつながりを作ってくるのが使命です。既存のお客様もあれば、新規開拓の案件もあって、あと、そうですね、働いているなかで困ったことがあればそこをフォローしていくっていうのもありますね。
―― 盛りだくさんですね。
波場 仕事って、自分で見つけるものだと思っていますから、なにか目に入ったり、心が引きつけられたりしたら、それがもう仕事になります。
―― 100年後の御花はどのようになっていると思われますか?
波場 100年後も、街のシンボルでありたいですね。そのためにも、いまを目一杯がんばっておこうと。大切なのは、御花だけで完結させるんじゃなくて、御花→柳川→福岡→日本→世界というふうに広げて考えていくことですね。
―― 御花だけでなく、柳川全体を盛り上げていく企画も実施されたそうですが。
波場 ああ、はい、さげもんのことかな。あと、旅行代理店との連携で、舟で夜を楽しむ企画なんかもやりましたね。柳川を訪れる方々の美しい思い出になればと。観光でお越しになるお客様にとっては、「一生に一度、この一秒しかない」時間だと思うんですよ。そこをいかに楽しんでいただけるかっていうのは、常に意識しています。
―― なるほど。
波場 だから、自分の仕事は「瞬間のお手伝い」ですね、その積み重ねですから、与えられた仕事をこなしてるだけじゃ、見落としてしまうことが多くなるんじゃないかなと思います。
―― 働いていて、いちばんうれしい瞬間は、どんなときですか?
波場 それはもう「あんたに会えて良かった」って言ってもらえるときですね。