瀬ノ元 隆治さん

―― 宗高家の一員である結月さんから見た御花の印象は、どのようなものですか?
宗高 ひとことで表すのは、むずかしいですね。ちいさいときはこの敷地内に自宅もありましたし、よく館内でも遊んでいました。廊下を走りまわったり、大切な品をおもちゃがわりにしたりで、叱られることも多かったようにおぼえています。
―― おてんばだったんですね。
宗高 人前だと、そうでもなかったんですよ。内弁慶というか、引っ込み思案というか。姉のほうが明るくて、社交的で、お客様との交流も上手で。そういった姿を間近に見ていたからか、それとも私が末っ子だからなのか、自分がここで働くという意識も少なかったと思います。
―― ずっとこちらで過ごされているわけではないんですか?
宗高 ええ。おもてなしをすることの楽しさを知ったのは、オーストラリアに留学しているときでした。観光案内のアルバイトをやるうちに、御花で見聞きしていたことが、自分の中にもちゃんと息づいていることに気づいたんです。
―― 留学から戻られたあとは?
宗高 東京へ出て、料亭の女将を務めていました。
―― おもてなしの仕事が、性に合っていたということですね。
宗高 そうですね。
―― どういった経緯でこちらに戻ってこられたんでしょうか。
宗高 きっかけとしては、姉の妊娠というのがおおきくて、こちらを手伝ってほしいということだったんですけど、そういうタイミングだったんでしょうね。ずいぶん長いこと離れていたんですけど、帰ってきたときに、「ああ、帰ってきたんだな」って、安心したというか、そんなふうに感じました。
―― ひさしぶりに戻られて、以前とちがうところはありましたか?
宗高 規模が、大きくなりましたね。私が子どものころは、お客様も、スタッフも、いまほど多くはなかったように記憶しています。でも、規模は変わっても、アットホームな感じは、いまも受け継がれていると思います。毎年お越しいただくお客様がいらっしゃって、だんだんご家族が増えてらっしゃったり、お子様たちの成長ぶりを拝見させていただいたりすると、おこがましいかもしれませんが、自分もご家族の輪に招き入れていただけたようで、うれしくなります。
―― ほかのスタッフの方も、御花は全員が家族のような場所だとおっしゃっていました。
宗高 私も、そう思います。御花のテーマは「家族」だと思いますし、家族の思い出の地になるんだと……。
―― どうかされました?
瀬ノ元 いえ、すみません、あの、同じ部署のスタッフが退職することを知らされたばかりで。すみません、ほんと、泣くようなところじゃないんですけど。
―― 宗高家の一員である結月さんから見た御花の印象は、どのようなものですか?
宗高 ひとことで表すのは、むずかしいですね。ちいさいときはこの敷地内に自宅もありましたし、よく館内でも遊んでいました。廊下を走りまわったり、大切な品をおもちゃがわりにしたりで、叱られることも多かったようにおぼえています。
―― おてんばだったんですね。
宗高 人前だと、そうでもなかったんですよ。内弁慶というか、引っ込み思案というか。姉のほうが明るくて、社交的で、お客様との交流も上手で。そういった姿を間近に見ていたからか、それとも私が末っ子だからなのか、自分がここで働くという意識も少なかったと思います。
―― ずっとこちらで過ごされているわけではないんですか?
宗高 ええ。おもてなしをすることの楽しさを知ったのは、オーストラリアに留学しているときでした。観光案内のアルバイトをやるうちに、御花で見聞きしていたことが、自分の中にもちゃんと息づいていることに気づいたんです。
―― 留学から戻られたあとは?
宗高 東京へ出て、料亭の女将を務めていました。
―― おもてなしの仕事が、性に合っていたということですね。
宗高 そうですね。
―― どういった経緯でこちらに戻ってこられたんでしょうか。
宗高 きっかけとしては、姉の妊娠というのがおおきくて、こちらを手伝ってほしいということだったんですけど、そういうタイミングだったんでしょうね。ずいぶん長いこと離れていたんですけど、帰ってきたときに、「ああ、帰ってきたんだな」って、安心したというか、そんなふうに感じました。
―― ひさしぶりに戻られて、以前とちがうところはありましたか?
宗高 規模が、大きくなりましたね。私が子どものころは、お客様も、スタッフも、いまほど多くはなかったように記憶しています。でも、規模は変わっても、アットホームな感じは、いまも受け継がれていると思います。毎年お越しいただくお客様がいらっしゃって、だんだんご家族が増えてらっしゃったり、お子様たちの成長ぶりを拝見させていただいたりすると、おこがましいかもしれませんが、自分もご家族の輪に招き入れていただけたようで、うれしくなります。
―― ほかのスタッフの方も、御花は全員が家族のような場所だとおっしゃっていました。
宗高 私も、そう思います。御花のテーマは「家族」だと思いますし、家族の思い出の地になるんだと……。
―― どうかされました?
瀬ノ元 いえ、すみません、あの、同じ部署のスタッフが退職することを知らされたばかりで。すみません、ほんと、泣くようなところじゃないんですけど。