インタビュー御花 代表取締役社長 宗高千鶴さん

―― どういった経緯で御花で働くようになったんですか?
岡部 学生時代には建築を専攻して、一度は土木関係の仕事に就いたんですけど、あるとき二階の屋根から落ちて、それで転職を決意したんです。派遣会社に登録して、ホテルや式場の配膳係を担当して、一年ほど経ったときに御花の求人を見て、応募しました。最初はフロント係で、そのあとはウエディングプランナーも務めました。
―― 建築方面からウエディングプランナーだと、ずいぶん振り幅のある職歴ですね。
岡部 そうですね。ウエディングプランナー時代には、一組一組、お客様と綿密な打ち合わせを重ねていくので、そうした交流をとおしてたいへん親しくさせていただく機会もありました。御花では、挙式・披露宴をされた方に、一年後に「またお越しください」という手紙を添えて食事券を贈ったりしていますから、そうやって再会するのもとてもうれしいです。毎年のようにお越しいただくお客様もいらっしゃって、お子さんが増えていたりとか、そうした変化を知らせていただけるのも、すごく、幸せな経験だと思います。
―― プランナーとして苦労されたことは、なにかありますか?
岡部 苦労、というのではありませんが、サプライズのお手伝いが、なかなか。やっぱり隠密行動になるので、それをいかにうまく当日まで伏せておくかというのが難しかったりします。新郎様も新婦様も互いにサプライズを検討されていることもあったりして、そうすると、当日のスケジュールがぱつぱつになっていて、さあどうするって頭を悩ませたり。でも、やっぱり本番になると、うれしいんですよ。本当に、お手伝いさせていただけて幸せだなって。
―― 現在は、レストランのほうに所属されていますね。
岡部 はい。観光でいらっしゃったお客様はもちろん、地元にお住まいの方にも気楽にご利用いただけるよう、月替わりのランチメニューを考案したりしています。
―― 休日の過ごし方は?
岡部 冬だと、スノボに行ったりとか。あの、僕、十代のころにビジュアル系のバンドやってたんですけど、当時から尊敬するアーティストさんがいて、その方のコラボモデルのボードが発売されたのをきっかけに、スノボをはじめたんです。
―― なるほど。芸能人の方のお話が出たのでうかがいますが、御花には著名な方もいらっしゃると思うんですが、そういうときは緊張したり、舞い上がったりしますか?
岡部 そうですね。それは、そうでしょうね。もちろん、プロとして、大切なお客様として対応させていただくんですが。ああ、でも、実はさっきの、尊敬するミュージシャンの方が、前に、お越しになったことがあって、そのときだけは、サインをいただけないかなと思って……。若気の至りなんですけど。そのことをつい漏らしたら、上司が、サインいただいておくよって言ってくれたんですね。それは、僕にとってはすごいサプライズみたいなもので、上司の言葉だけでも舞い上がるくらいで。だけど、やっぱり無理だったとかで、事務所に戻ったらそのミュージシャンの名前が書かれた色紙が置いてあったんですけど、本物じゃなかったんですよ。
―― 偽物だったんですか?
岡部 ええ、その上司が書いたもので。
―― 怒りました?
岡部 いや、うーん、怒ってはいないです。うん、怒ってはないです。
―― どういった経緯で御花で働くようになったんですか?
岡部 学生時代には建築を専攻して、一度は土木関係の仕事に就いたんですけど、あるとき二階の屋根から落ちて、それで転職を決意したんです。派遣会社に登録して、ホテルや式場の配膳係を担当して、一年ほど経ったときに御花の求人を見て、応募しました。最初はフロント係で、そのあとはウエディングプランナーも務めました。
―― 建築方面からウエディングプランナーだと、ずいぶん振り幅のある職歴ですね。
岡部 そうですね。ウエディングプランナー時代には、一組一組、お客様と綿密な打ち合わせを重ねていくので、そうした交流をとおしてたいへん親しくさせていただく機会もありました。御花では、挙式・披露宴をされた方に、一年後に「またお越しください」という手紙を添えて食事券を贈ったりしていますから、そうやって再会するのもとてもうれしいです。毎年のようにお越しいただくお客様もいらっしゃって、お子さんが増えていたりとか、そうした変化を知らせていただけるのも、すごく、幸せな経験だと思います。
―― プランナーとして苦労されたことは、なにかありますか?
岡部 苦労、というのではありませんが、サプライズのお手伝いが、なかなか。やっぱり隠密行動になるので、それをいかにうまく当日まで伏せておくかというのが難しかったりします。新郎様も新婦様も互いにサプライズを検討されていることもあったりして、そうすると、当日のスケジュールがぱつぱつになっていて、さあどうするって頭を悩ませたり。でも、やっぱり本番になると、うれしいんですよ。本当に、お手伝いさせていただけて幸せだなって。
―― 現在は、レストランのほうに所属されていますね。
岡部 はい。観光でいらっしゃったお客様はもちろん、地元にお住まいの方にも気楽にご利用いただけるよう、月替わりのランチメニューを考案したりしています。
―― 休日の過ごし方は?
岡部 冬だと、スノボに行ったりとか。あの、僕、十代のころにビジュアル系のバンドやってたんですけど、当時から尊敬するアーティストさんがいて、その方のコラボモデルのボードが発売されたのをきっかけに、スノボをはじめたんです。
―― なるほど。芸能人の方のお話が出たのでうかがいますが、御花には著名な方もいらっしゃると思うんですが、そういうときは緊張したり、舞い上がったりしますか?
岡部 そうですね。それは、そうでしょうね。もちろん、プロとして、大切なお客様として対応させていただくんですが。ああ、でも、実はさっきの、尊敬するミュージシャンの方が、前に、お越しになったことがあって、そのときだけは、サインをいただけないかなと思って……。若気の至りなんですけど。そのことをつい漏らしたら、上司が、サインいただいておくよって言ってくれたんですね。それは、僕にとってはすごいサプライズみたいなもので、上司の言葉だけでも舞い上がるくらいで。だけど、やっぱり無理だったとかで、事務所に戻ったらそのミュージシャンの名前が書かれた色紙が置いてあったんですけど、本物じゃなかったんですよ。
―― 偽物だったんですか?
岡部 ええ、その上司が書いたもので。
―― 怒りました?
岡部 いや、うーん、怒ってはいないです。うん、怒ってはないです。